★交通事故死亡者数は全体を見ると減少していますが、65歳以上の高齢者に着目するとあまり減少していないことがわかります。 *出典 e-Stat
60歳以上の交通手段(複数回答可) *出典 国土交通省 内閣府
自動車 | 電車・バス | 自転車 | タクシー | 家の近くの歩行 | 15分以上の歩行 | 車いす | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
% | 57.4 | 53.7 | 37.4 | 31.6 | 26.7 | 25.9 | 2.2 |
★高齢者は自動車に頼る場面が多いことがわかります。
高齢化社会の中で高齢者の交通事故を減らすためには、公共交通機関の利用に対する補助金や買い物支援サービスなど、公共交通ネットワークの 再構築が必要となるのではないでしょうか。また免許を返したほうがよいような健康状態であるにも関わらず自動車を利用してしまう高齢者がいることを 考え、高齢者の孤立の防止や、私たち自身時が来たら免許を返す心構えをすることが大切です。
共創活動では高齢化というテーマから未来の自動車について考えました。その中で自動運転技術の進歩や、自分たちの考えた車を社会に普及させることの難しさを
強く感じました。企業の利益を追求することばかりではなく、社会福祉としてこの高齢化社会と自動車がどう向き合うか、真剣に議論できたことはとてもよい経験とな
りました。完全自動運転が実現すれば、おそらく高齢者の起こす事故はほぼなくなるでしょう。しかし、自動車を運転することによる楽しさやわくわく感は完全自動運転
では味わうことができません。共創活動における他のグループの発表では、エンターテイメント性のある機能が印象に残りました。そうした運転+αを届けることができ、
かつ高齢者が安心して乗車できる自動車の実現に期待したいです。